-商品の説明-
本書の目標は、「in vivo, in vitro転移モデルの比較検討、標準化」であり、実験モデルに基づいて臨床的に意味のあるがん及びがんの転移の病態に迫るために、この分野の研究を進めようとされる研究者の一助になればという経緯で作製された。がんの転移研究の第一線に位置する執筆者による最新の実験方法をわかりやすく解説.「この研究は培養がん細胞を用いたがん転移実験モデルが作製されてから,この現象を細胞レベルで解明されつつある.転移は決してランダムに起こるわけではなく,絶えざる遺伝子変化を伴い不均一ながん細胞集団から転移に好都合な細胞形質を獲得し,更には宿主の淘汰圧から逃れ首尾よく,これらの過程を突破した少数のがん細胞によって形成されうる.その各段階において,がん細胞側と宿主側の相互関係により,がんの転移性,臓器選択性が決定されうるものと思われる.これらの段階を再現し評価するいくつかの実験モデルを使い分け,用いることにより,新規薬剤の開発,詳細な浸潤・転移のメカニズムの解析,転移に関連する新規分子や遺伝子の探索・同定,あるいは更なる優れた実験モデルの開発等に役立てることが出来ると確信する.本書は実験研究者と臨床家医に広く利用され,がん及びがん転移の病態解明とその克服への道を切り拓く礎となると思う」(序文より).
